有田鉄道(2)−75年11月
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紀勢線藤並を起点とするミニ路線の有田鉄道に対し、'75年4月 に引き続き、この年2回目の訪問を果たした。 紀勢線開業前に藤並〜湯浅〜海岸間の並行路線を保有して いたが、不要不急路線として戦前には休止となった経緯もあり、 国鉄の藤並〜湯浅間には有田鉄道の列車が乗り入れていた。 この時は有田鉄道線には乗らず、紀勢線藤並駅で撮影しながら 乗り入れて来るキハ07を待ち、湯浅まで一駅間だけ乗車した。 国鉄払い下げのキハ07形が番号も塗色も国鉄時代のまま、2両 総括制御もしくは単行で快走するのに乗れたのは、国鉄時代の キハ07には間に合わなかっただけに至福の時であった。 その後の車両の交代は早く、'76年には富士急のキハ58形に、'94 年には樽見鉄道のLE-Carに置き換わった。 '02年末限りで廃線となり、現在の金屋口駅構内には有田川町 鉄道公園が開園し、保存車両の運転も実施されている。 ('75年4月の様子は下記アルバムをご覧下さい) "有田鉄道(1)−75年4月" |