小坂鉄道
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小坂鉄道は東北線大館を起点とし、我が国屈指の 鉱山である小坂に至る、22.3km長の貨物専業鉄道 である。森林鉄道を起源とした762mm軌間の路線 で電気蒸気併用運転を実施していたが、輸送量の 増大に伴い'62年に改軌、日車製のスマートなキハ 2100形が導入され客貨分離が図られた。 旅客減によりキハ2100形の内2両が片上鉄道に、 '94年の旅客営業廃止時には2両が弘南鉄道黒石 線に転じたが、共に廃線となった。 その後、濃硫酸輸送のための貨物列車が2本のみ 運行され、DD13タイプの3重連で人気を集めていた が、'08年には運行終了となった。 かつては同じ同和鉱業によって経営されていた片上 鉄道への出張者の便のためか、山陽線和気までの 切符が駅に常備されていたのが懐かしい。 |