大分交通・耶馬渓線
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大分交通耶馬渓線は、日豊線中津から温泉のある守実までの36.1kmを結び、山国川に沿って 走る観光路線であった。合理化のためバス代替の方針が出され、'71年9月には路線の約2/3に あたる野路〜守実間が廃止され、私が訪れた'75年3月頃は1〜2時間毎の運行であった。 国東線や宇佐参宮線の廃線に伴い多数の気動車や客車が転入したが、当時はもう上記に紹介 した2形式6両が残存するのみであった。 キハ100形は耶馬渓線輸送改善のため導入された初の気動車であり、102と104号車の2両が、 キハ600形は国鉄標準機器を利用した液体式の近代化DCで最後の新造車となり、601〜604の 4両が残っていた。 残り区間も'75年9月に廃止となり、キハ603、604は紀州鉄道に譲渡され、604号車は永年休車の 後に'10年に解体、603号車は'09年に運行終了した後は紀伊御坊駅近くに保存されている。 |