阪堺電気軌道(2)−住吉・83年8月
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阪堺電気軌道は元は南海電鉄大阪軌道線と称し、大阪 地下鉄谷町線の延伸区間と重複する平野線を廃止した '80年に、合理化のため南海から分離独立した。 現在は阪堺線と上町線より構成され、大阪市南部と堺市 とを結ぶ18.7km長の大阪唯一の路面電車である。 阪堺線と上町線がクロスする住吉の交差点に立つと、昔 も今と同様に様々な車両がやって来て楽しめたものである。 塗装色は濃緑一色が原則であったが、ワンマン改造後は カラフルな広告塗装車が多数登場した。但し立石電機の 広告車だけは広告表示が控え目で、白い雲が沸きあがる 模様の「雲電車」として人気があり親しまれた。 モ501形は、空気バネ台車を装備したカルダン駆動の間接 自動制御車であり、当時の路面電車としては最高クラスの 乗り心地であった。 2002年にはモ161形の162号車と163号車が旧塗装に復元 されたが、ファンの方が私費で広告料を支払って実現した 車体広告車であった。 '05-4-3 住吉鳥居前 モ161形 162 復活旧塗装車 |