野上電鉄(1)−70年12月
画像をクリックして拡大写真をご覧下さい。
|
野上電鉄は、紀勢線海南駅近くの日方駅から棕櫚の 産地である野上を経て、生石高原の登山口駅までを 結ぶ11.4kmのローカル私鉄であった。 上記に紹介する'70年12月に訪問した時は、モハ23の 1両を除き全て元阪神小型車の車体流用車に統一 され、30分ヘッドで寒空の下を走っていた。 日方駅は国鉄海南駅裏手の判り難い場所に設けられ ていたが、全車両がここにある車庫に集結し、懐かしい "ミニ阪神" の世界を創っていた。 日方駅を発車するとすぐに「国鉄連絡口」という珍しい 構内停留場があったのが、想い出される。 過疎化のため'73年頃から幾度と無く廃線が計画されて きたが、遂に'94年3月に全線廃止となった。 |