野上電鉄(3)−86年10月
画像をクリックして拡大写真をご覧下さい。
南紀方面唯一の電化私鉄であった野上電鉄に対し、3回目 の訪問を果たした'86年10月の日方車庫の様子を紹介する。 前回に訪れた時から10年以上経過していたが、この時点では 計13両が在籍しており、前回に比べデ10形3両分が増備され、 在来車は全て健在だったのが嬉しかった。 この日は運用中だったのかデ13を見掛けず、日方を発車して 行くデ11の姿を捉えたので、富山地方鉄道・笹津線から購入 したこのデ10形が新しい主役として活躍していた。 過疎化とモーターりゼーションの進展で収支は益々悪化して 営業的にはじり貧状態であったが、朱とクリームのツートンカラー に全車が塗り替えられ、むしろ活き活きとしていると感じた。 この数年前に閑散時ダイヤ減便や紀伊野上駅の昼間時無人 化を実施するも改善の兆しは無く、自治体に対し廃止も含め 今後の存続問題を提示していた頃で、'94年には全廃に至った。 (これまでの訪問の様子は下記アルバムをご覧下さい) "野上電鉄(1)−70年12月" "野上電鉄(2)−75年11月" |