上田交通(2)−上田原・75年5月
画像をクリックして拡大写真をご覧下さい。
'75-5-1 上田原 ED4110形 4111 (その他の画像は下記アルバムを参照下さい) "上田交通(1)−75年5月" |
'75年5月の上田交通訪問時に、当時は上田原にあった車庫で 記録した車両や廃車体を紹介する。 車庫内には数々の怪しげな廃車体やそれを用いた代用倉庫が 構内のあちらこちらに点在しており、非常に楽しくもあり興味深く、 また予想もしなかった出会いに感激したものである。 窓ガラスを通して判る通り、サハ22の車内は傍陽(そえひ)駅の 駅名標など荷物に溢れ、倉庫化していた。この当時、モハ3121 廃車体内には旧丸子線関連の、サハ22廃車体内には旧真田 傍陽線関連の記念品や写真が収納されていた模様であるが、 写真を撮るのに必死で残念ながらそこまで気が回らなかった。 また、古典的なダブルルーフスタイルの廃車体が鎮座し、作業所 として使われていた。元信濃鉄道、もしくは元池田鉄道の同型 のデハ1形をルーツとする木造買収国電(モハ20形)の払下げを 受けたものであるが、その素性に関してはネット上の各サイトでは 何故か記述が異なり、混迷を深めている。 画像の車体と扉・窓配置が同一のダブルルーフ車で譲渡された のは下記の3両である(他に元伊那鉄道1形をルーツとするダブル ルーフ車も2両あり)。車体に「クハ262」の標記が残るので、@と 特定するのが妥当と考えるが、如何であろうか? @ 信濃デハ1形3→クハ2→鉄道省クハ29002→クハ5101 →クハ262 A 信濃デハ1形5→鉄道省モハ20004→モハ1100形1102 →クハ5110→クハ5100→モハ5262→モハ5362 B 池田デハ1形2→信濃デハ1形1(2代)→鉄道省モハ20001 →モハ1100→モハ5263→モハ5363 |